鋼鉄よりも硬い木材が実用化ってマジっすか?

【1】鋼鉄よりも硬い木材、開発されました。

<<概要>>
2018年、メリーランド大学の科学者リャンビン・フー(Liangbing Hu)氏は、普通の木材を鋼鉄よりも強い素材に変える方法を編み出した。同氏は数年をかけて技術を改良し、かつては製造に一週間以上かかっていた工程を数時間まで短縮することに成功した。今、この技術が実用化へと動き出してる。

<<所感>>
鋼鉄よりも硬い「スーパーウッド」は、食品業界で使用されるような安全な化学処理で木材の分子構造を変化させたあと、圧縮処理を施し、セルロース分子間の水素結合を強化する。鋼鉄よりも50%高い引張強度を誇り、強度対重量比では10倍の性能。まさにスーパーな木材。

色合いは下のようなもの。めちゃシック。

Image: InventWood

現在は外装に注力しているそうだが、ゆくゆくは、構造材にまで使用用途を広げていくそう。木材のあたたかみを残したまま頑丈な家を作れるのって、ロマンがあるね。鋼材から発生する炭素量が減らせるのも、素晴らしい。