1. ひとこと
サイトのタイトルを、「雪村朔太郎のブログ」から、「知其不可為而為之」に変更した。論語から取ってきたやつで、読み方は、其の不可なるを知りて而(しか)も之(これ)を為す。無理だと知っていながらもやるという意味だ。まじめにブログを更新していく決意表明と、覚悟にかえて引用させていただく。
ナンバリングタイトル表記のときは、いま読んでいる本や、時事ネタとかにひとことコメントを載せていきたいと思う。少しでも頭の中に情報のひっかかりを残しておきたいのよさ。
毎週火曜日、配信予定。
2. いま読んでいる本、読んだ本
きょうもきょうとて SF を読んでいる。最近のお気に入りは中国 SF だ。「自然」と「人工」、「伝統文化」と「現代文明」のコントラストが美しいのよね。
先の小説は中国 SF のアンソロジーなのだけれども、個人的におすすめなのは、「アダムの回帰」。
《内容》
舞台は、超低温冷凍法によって星間航行が実行可能となった世界。ただ、その旅路は人の脳の臨界値(70 - 80 年)を超えた際の予防策が確立されておらず、困難を極めるものであった。そんななか、200 年のときを経て地球型文明の探査から帰還した主人公、王亜当は、人体に第二知能を埋め込んだ新智人時代が到来したことを目の当たりにする。第二知能によって、人間の脳は 10 の 13 乗倍レベルまで拡張されており、人間が自負する創造的思考や直感といったものは遠く及ばないものとなっていた。自然人としての矜持を捨てきれない主人公であったが、彼の元に第二知能を埋め込む機会がやってくる。果たして彼が選ぶ決断とは——
《感想》
拡張現実を描いた SF は多々あるけど、伊藤計劃『ハーモニー』とか、攻殻機動隊が好きな人はハマるんじゃなかろうか。
3. 時事ネタ

Skype が 5 月 5 日をもって終了した。10 何年前、まだ僕が学生だった頃、友達と Skype を繋ぎながらペーパーマンという fps を深夜遅くまでやってたことをふと思い出した。あの特有の着信音が鳴るたびに心がわくわくしたものだ。